2009 初|春|五月|夏|秋|冬 || 2010 五月|夏
立秋を越えると、暦はすでに秋。
今年の休みは金沢と能登に向かいました。
まずは一日目と、二日目。

昔であれば、幾重もの山を越える厳しい道のりも、

朝9時には日本海。

北前船で賑わった安宅の地に、今も大切にされている伝統は、

住吉の海の神様が見守ってます。

金沢に向かう途中には、白山比め神社。
山の神様は、厳しい冬を北陸にもたらしますが、

同時に、水を与え、豊かな文化も築かせました。

二本の川に挟まれた金沢を豊かにしたのは、その水のあつかい。

水盛の法や寸甫切の技術、
伏越の理と呼ばれる今でいえば逆サイフォンの仕組みを利用して、

江戸幕府に対抗するためとはいえ、
用水より高台に池をはり、そこから堀に囲まれた城内に、
自然の力だけで
ポンプを使うことなく水を運びました。

そうした水のあつかいが、
文化を築く礎となった、といっても過言ではないでしょう。

まさに、小京都。

もっと言えば、
雪深くても屋根を支える柱を減らしたり、

青い天井や、緑や朱の壁の色使いをみれば、
京都を越えたセンスをも十分に感じさせます。

また、北陸といえば、なんといっても魚介。
夏のカニにはとまどいましたが、

市場でいただく新鮮な牡蠣は、また格別。

そして、小松弥助。
日本一とも言われる職人の
ながれるような手にかかれば、

ネタのさばきも、

しゃりのやさしさも、ただ、ただ感動。
いやあ、もう、なにも言えません。

そんな金沢めぐり、

ひょいとみつけた銭湯にはいり、
足も身体も、ほっと喜ぶ旅になりました。

